AI line for Business
同じ指示で作らせた3種類のA4チラシを並べた比較
AIツール比較 | 実物3枚で検証

同じチラシを3つのAIに作らせたら、Codexが圧勝だった

公開 2026.08.04検証日 2026.08.04Claude CodeClaude DesignCodex制作時間 約30分

知り合いの経営者に手渡すため、自社の法人向けページをA4のチラシ1枚にまとめたくなりました。せっかくなので、同じ依頼を3つのAIへ同時に投げてみました。

結論

紙のチラシは、Codexが圧倒的でした。

3枚を並べた結果は、はっきりしていました。Codexだけが、文言・レイアウト・写真をまとめて1回で出しました。しかも、元ページにも他の2つにもなかった一番強い一文を自分で書いています。

残る2つは、そこまで届きませんでした。Claude Codeは文字だけの素朴な仕上がり。Claude Designは見た目こそ整いましたが、文言はClaude Codeで書いたものをそのまま流し込んだだけで、コピーは自分で作っていません。

実務としての結論は1つです。Codexで作って、Canvaで仕上げる。これが今のところ一番速く、一番いいものが出ます。

やったこと

元にしたのは、当サイトの法人向けページAI line for Businessです。ここに書いてある支援内容・料金・進め方を、紙1枚に落とし込みます。

条件はシンプルにしました。

この条件で、Claude Code・Claude Design・Codexにそれぞれ作ってもらいました。

出てきた3枚

横にスライドして比較 →
Claude Codeが作成したA4チラシ。文字中心で装飾が少ない構成
Claude Code印刷用HTMLを直接記述。文字だけで、見た目は素朴。
Claude Designが作成したA4チラシ。角丸カードで整理されたレイアウト
Claude Design見た目は整うが、文言はClaude Codeのものを流用。
Codexが作成したA4チラシ。写真とロゴを含む情報量の多い構成
Codex ◎写真・ロゴ・濃色帯まで1回で出力。文言も自分で書き直した。

同じ元ページなのに、選んだ言葉が違った

いちばん差が出たのは、デザインではなく文言でした。

項目Claude CodeClaude DesignCodex
見出し社長の雑務を、AIで減らす。(元ページと同じ)社長の雑務を、AIで減らす。(同上)
問いかけこの4つ、まだ社長がやっていませんか。こんな仕事、社長がやっていませんか?
4つの項目毎朝のメール/請求書/労務・銀行の書類/記帳毎朝の定型メール/見積書・請求書/労務・銀行の書類/売上集計・記帳
核となる一文社長の時間が空けば、その分だけ会社の未来に使えます。社長に残すべき仕事は「判断」です。
料金の掲載あり(3プラン)あり(3プラン)なし
写真なしなし本人写真+イメージ写真
QRコードの中身/business/への単純リンク/business/simulation/への直接リンク+計測用UTM付き
Claude DesignとClaude Codeの文言が同じなのは、偶然ではありません。Claude Codeで先に文言を確定させ、その文章をそのままClaude Designへ渡したためです。Codexだけは元ページを渡して独自に書かせました。

結果として、Codexだけが誰も書かなかった一文を出しました。

CODEXが書いた一文

社長に残すべき仕事は「判断」です。
作成・整理・転記はAIへ。

元ページにこの表現はありません。「雑務を減らす」という説明を、「では何を残すのか」という問いに変換しています。

元ページは「減らす」側だけを書いていました。Codexは「では社長に何が残るのか」という裏返しの答えを足しています。これは指示から離れた出力ですが、チラシとしては強くなりました。

それぞれの得意分野

CODEX ◎ 第一候補

1回で完成形が出る

写真・ロゴ・配色・文言まで、指示1回で紙として成立するものが出ました。指定した4項目を自分で言い換えており、内容の確認は必要です。それでも、渡せる状態に一番近いのはこれでした。

CLAUDE CODE

文言の下書きには速い

印刷用HTMLを直接書くので、載せる情報の取捨選択は速く試せます。ただし装飾を1つずつ指定するため、見た目は文字だけの素朴なものになりました。

CLAUDE DESIGN

整えるが、書きはしない

登録済みのデザインシステムで色・余白・書体は自動で揃います。ただし今回、文言はClaude Codeで作ったものを流し込んだだけで、コピー自体は生成していません。

結局、Codex→Canvaが一番速い

「3つを使い分ける」という整理もできますが、実務でやるなら遠回りです。Codexで1枚出して、あとはCanvaで直す。これが一番速く、一番いいものが出ました。

理由は単純で、Codexだけが紙として成立するものを1回で出すからです。他の2つは、そこから足りない部分を人が埋める必要がありました。

実務での型

Codexで作る → Canvaで直す

Codexの出力は画像です。料金を変える、サイズ違いを作る、後から少しだけ直す。こうした作業は、Canvaに持ち込んだほうが速く終わります。

Codexの弱点は、元の指示から離れた判断を含むことです。今回も、指定した4項目を勝手に言い換え、料金表は省略されました。良い方向に働いた部分もありますが、そのまま印刷せず、必ず中身を確認する前提で使う道具です。

その確認と修正の場所として、Canvaが噛み合います。画像をそのまま置いて文字だけ足す、色を差し替える、A4とSNS用で2サイズ出す。Codexに何度も作り直させるより、この方が短時間で終わります。

QRコードは、3枚とも各AIが自分で生成していました。実機での読み取りテストでは、3枚とも正しいURLにデコードできました。ただし中身には差があり、Claude CodeとClaude Designは同じ/business/への単純なリンク、Codexだけは計測用のUTMパラメータ付きで、シミュレーションページへ直接飛ばすURLを自分で組み込んでいました。

紙のチラシに載せるべき情報量

3枚を並べて分かったのは、紙に情報を詰めても読まれないということでした。元ページにはFAQが9項目、対象者の分類、導入後の選択肢などが載っていますが、どのAIもそれらを紙には入れませんでした。

紙の役目はQRコードを読ませることだけです。3枚とも、載せた要素は次の5つに収束しました。

よくある質問

チラシを作るなら、どのAIを使えばいい?紙のチラシに限れば、Codexが一番でした。文言・レイアウト・写真を1回で出せるのはCodexだけです。そのあとの微調整はCanvaで行うのが、筆者の使用範囲では最短でした。
そのまま印刷できる?文言の事実確認は人が行う必要があります。今回も料金・実績・経歴の数字は、元ページの記載と突き合わせて確認しました。
QRコードもAIが作れる?作れます。今回の3枚は、いずれも実機での読み取りテストで正しいURLにデコードできる本物のQRコードでした。Codexだけは、計測用のUTMパラメータ付きURLを自分の判断で組み込んでいました。
なぜ3つで結果が違う?扱える出力形式と参照できる素材が違うためです。デザインシステムや写真素材を持っているかどうかが、そのまま差になりました。
制作にかかった時間は?3枚あわせて約30分でした。内訳は文言の検討が大半で、レイアウト自体はどのツールも短時間で出力しています。
NEXT STEP

道具が揃っても、決めるのは社長の時間です。

AI line for Businessでは、社長に集中している雑務を棚卸しし、最初の1業務からAI化して定着まで伴走します。今回のチラシに載せた内容は、すべてこのページに書いてあります。

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株式会社ネオクロス代表取締役 あらむ
株式会社ネオクロス 代表取締役

あらむ|AI駆動エンジニア

Claude Code・Claude Design・Codexを日常業務で併用し、実案件での使い分けを検証しています。今回の3枚の制作と比較を担当しました。

YouTubeで実装を見る
※本記事は2026年8月4日の実作業をもとにしています。掲載した3枚は同日中に作成した実物です。AIツールの機能・出力傾向は更新により変わる可能性があります。評価は筆者の使用範囲におけるものであり、各ツールの一般的な優劣を示すものではありません。