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会社を辞めずに"失業手当"が出る制度|教育訓練休暇給付金、使う前に知る3つの落とし穴

雇用保険に5年以上入っている人が、学ぶための無給の休暇を取ると、失業給付に相当する給付を受けられる制度があります。教育訓練休暇給付金です。誰が使えるか、何日もらえるか、使う前に知っておきたい3つの落とし穴を、厚生労働省の資料で見ます。

会社を辞めずに、学ぶ間のお金をもらえる?

失業手当は、会社を辞めないともらえない。そう思っていませんか。

実は、辞めずに、学ぶために休む間、同じような給付を受けられる制度があります。教育訓練休暇給付金です。

今日は、誰が使えるか、何日もらえるか、そして使う前に知っておきたい3つの落とし穴を話します。

【テロップ】辞めずに給付が出る/教育訓練休暇給付金/落とし穴が3つ

結論

先に結論です。辞めずに給付が出ます。ただし、休暇制度がある会社は5.7%です(常用労働者30人以上の企業の調査)。

雇用保険に5年以上入っていれば、学ぶための無給の休暇で、90日から150日分の給付を受けられます。受け取ると、雇用保険の加入期間がリセットされます。

わたしは、使える人は検討してみる価値があると思います。

【テロップ】加入5年以上/90〜150日分/制度がある企業5.7%

どんな制度?

雇用保険に入っている人が、仕事に関する教育訓練を受けるために休暇を取った時、休暇の間、失業給付に相当する給付を受けられる制度です。

公式の案内には、失業給付に相当する給付、と書いてあります。金額の計算の仕方も、失業給付と同じです。

【テロップ】雇用保険の制度/休暇の間に給付/計算は失業給付と同じ

辞めて学ぶのと、何が違う?

では、会社を辞めて、自分で学ぶのと何が違うのか。

学ぶ間の生活費は、この給付から出ます。雇用保険のお金です。会社からの給料は出ません。

失業給付は、仕事を探していて、すぐに働ける人のための給付です。ハローワークの要件にも「いつでも就職できる能力がある」と書いてあります。だから、辞めて学ぶことに専念すると、原則として失業給付は出ません。ハローワークが指示した公共職業訓練なら別で、失業給付を受けながら学べます。

教育訓練休暇給付金は、辞めずに、学ぶことに専念していても出ます。休暇が終わったら、同じ会社に戻れます。

【テロップ】生活費はこの給付から/辞めると原則出ない/休暇の後は同じ会社へ

誰が使える?

条件は、大きく3つです。

1つ目。休暇を始める前の2年間に、12か月以上、雇用保険に入っていたこと。

2つ目。休暇を始める前に、5年以上、雇用保険に入っていた期間があること。

3つ目。会社の命令ではなく、就業規則などに基づいて、連続30日以上の無給の休暇を取ること。

【テロップ】2年で12か月以上/加入5年以上/連続30日以上の休暇

何日分、いくらもらえる?

日数は、雇用保険に入っていた長さで決まります。5年以上10年未満で90日、10年以上20年未満で120日、20年以上で150日です。

金額は、休暇を始める前の6か月の賃金をもとに計算します。

公式のリーフレットのイメージでは、額面の月収が35万円の人で、給付は月に約19万5,000円です。額面25万円なら約17万円、45万円なら約22万5,000円です。年齢や賃金で変わるので、自分の額は、厚生労働省のシミュレーターで試算するか、ハローワークで確かめてください。

受け取れる期間は、休暇を始めた日から1年間です。

【テロップ】90〜150日分/35万円→約19.5万/期間は1年間

落とし穴①:会社に休暇制度がないと使えない

ここからが、落とし穴です。

1つ目。自分だけで申し込める制度ではありません。会社の就業規則などに休暇の制度が必要で、会社と合意して休む必要があります。手続きにも、会社の協力が必要です。

では、どのくらいの会社に休暇制度があるのか。厚生労働省の調査では、常用労働者30人以上の企業のうち、教育訓練休暇制度を導入しているのは5.7%でした。導入の予定がない企業は85.4%です。

制度があっても、会社に断られたら使えません。

だから、まず就業規則を確かめる。なければ、会社に相談する。ここからです。

【テロップ】導入企業は5.7%/会社との合意が必要/まず就業規則を見る

落とし穴②:受け取ると、リセットされる

2つ目。給付を受け取ると、雇用保険の加入期間がリセットされます。

数字で見ます。雇用保険に20年入っている人が、自分から辞めた場合、失業給付は150日分です。でも、休暇給付金を受け取ると、加入期間は0年に戻ります。次に休暇給付金を使えるのは、また5年入ってからです。

そして、原則として、一定の期間は、失業給付などを受けられなくなります。失業給付には、辞める前の2年間に12か月以上の加入が必要なので、休暇の後、1年ほど働くまでは原則として出ません(わたしの計算)。ただ、休暇中と休暇の終了から6か月以内の倒産や解雇には、特例があります。学費を補助する教育訓練給付金の加入期間にも影響しません。名前が1字違いの別の制度なので、気をつけてください。

つまり、近いうちに辞めるかもしれない人は、先に確かめておく必要があります。

【テロップ】加入20年→0年/次はまた5年後/1年ほど失業給付なし

落とし穴③:無給で30日以上、休む

3つ目。休暇は無給で、連続30日以上です。週末だけの学校通いでは、この制度の形になりません。

受け取るのは賃金より少ない給付です。休暇の間の社会保険料や税金の扱いも、会社に確かめておいてください。

休暇中に働いた日は、副業も含めて給付が出ません。

それから、30日ごとに、受講していることを示す書類をハローワークへ出す手続きもあります。

【テロップ】連続30日以上の休み/給料より少ない/30日ごとに手続き

何を学ぶ?

では、休んで何を学ぶか。対象は、大学や大学院、専門学校、教育訓練給付の指定講座などです。国の機関に限りません。語学留学も対象です。対象になるかは、事前にハローワークで確かめられます。指定講座なら、学費の一部が出る教育訓練給付金と併用できます。

探し先として、公式の案内には、教育訓練給付の講座の検索や、マナパス、マナビDXが紹介されています。

わたしなら、AIを仕事で使う力を選ぶと思います。

(シャドが話す:自分ならどう使うか、学び直しの経験があれば一言)

【テロップ】講座は公式の検索で/マナパス・マナビDX/わたしならAIを学ぶ

学費は、別の給付で

休暇給付金は、休む間のお金です。学費は、名前が1字違いの教育訓練給付金で、一部が出ます。

講座の種類で、出る割合が違います。一般の講座は学費の20%、上限10万円。特定一般は40%、上限20万円。専門実践は50%、1年に上限40万円です。

資格を取って就職した時などの条件を満たすと、さらに上がります。特定一般は50%、専門実践は最大で80%、1年に上限64万円です。

専門実践には、MBAなどの専門職大学院も入ります。夜間や土日に通える講座もあるので、休まずに、働きながら学費だけ受け取る使い方もできます。ただし、対象は指定を受けた講座だけなので、講座の検索で確かめてください。

(シャドが話す:同期の例)

指定講座を選べば、休む間は休暇給付金、学費は教育訓練給付金と、2つを合わせて使えます。どちらも条件があるので、ハローワークで確かめてください。

【テロップ】学費は別の給付/20%〜最大80%/2つを合わせて使える

学費の給付、どう使う?

学費の給付の使い方も、さっと見ておきます。

1つ目。講座の検索で、指定を受けた講座を探します。

2つ目。専門実践と特定一般は、受講の前にキャリアコンサルティングを受けて、ジョブ・カードをもらいます。

3つ目。受講を始める日の2週間前までに、ハローワークで手続きをします。

4つ目。修了したら、1か月以内にハローワークに申請します。一般の講座は、この4つ目だけです。

雇用保険に3年以上入っていることが条件です。初めて使う人は、1年以上、専門実践は2年以上で使えます。

【テロップ】2週間前までに手続き/修了後1か月以内に申請/加入3年以上

会社の人へ

経営者や人事の人にも、一言。

社員がこの制度を使うには、会社が就業規則などを整える必要があります。

30日以上の教育訓練休暇の制度を入れて、実際に社員が使うと、人材開発支援助成金で20万円が出ます。賃金などの条件を満たすと24万円です。1社1回です。

それに、会社が研修を用意しなくても、社員が自分で学んで、スキルを上げて戻ってきてくれます。

【テロップ】会社が制度を作る/助成金20万円/研修なしで育つ

今日のまとめ

教育訓練休暇給付金は、辞めずに学ぶ間も受けられる給付です。ただし、休暇制度がある会社は5.7%です。

落とし穴は3つ。会社に休暇制度が必要。受け取ると加入期間がリセット。無給で連続30日以上休む。

あなたは、休んで学べるなら、何を学びたいですか。コメントで教えてください。

【テロップ】辞めずに学べる/落とし穴は3つ/何を学びたい?

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